1.はじめに(作業の目的と全体像)
こんにちは、NOBです!
前回、BB・ヘッドパーツまで組み付けたTREK X-CALIBER 5。
MTBレストア・組み立て記録の続きです。
今回は、クランク・ハンドル・リアディレイラーといった、駆動系・操作系パーツを取り付けていきます。
今回の記事を読めば、クランクやリアディレイラーの取り付けで、失敗しやすいポイントが分かると思います。まだ完成には程遠いですが、少しずつ「自転車らしい形」になってきました。
MTBの組み立てやレストアでは、クランクやリアディレイラー周りの作業が最も汚れとの戦いになります。ただ、ここをしっかり清掃・グリスアップしておくと走りの軽快さが大きく変わります。
今回行う作業はこちら。
・クランクの清掃、取り付け
・ハンドルの取り付け(仮固定)
・リアディレイラーの清掃、取り付け
・使用工具紹介(工具気になる人多いですよね)
クランクやリアディレイラーなどの駆動系は、長年の汚れがしっかり蓄積しています。
せっかく組み立てるなら、気持ちよく乗れる状態にしておきたいところ。
手や作業スペースは汚れますが、きれいになった愛車を思い浮かべながら無心で汚れを落としていきます。
実際の作業ベースで組立手順を解説していきます。
今回使用したグリスや工具は記事後半でまとめて紹介します。
これからMTBを整備・レストアしたい方の参考になれば嬉しいです。
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2.組立に必要な工具・ケミカル
まずは使用する工具やケミカルを準備しておきます。
途中で工具を探したり、グリスが無いことに気付くと作業効率がかなり落ちます。
事前準備はとても重要です。
今回使用する主な工具・ケミカル
- ウエス、ペーパーウエス
- パーツクリーナー
- グリス(超重要)
- トルクレンチ
- 六角レンチ
私が使っているのは、KTC やSHIMANO PROのツールセットが中心。
正直、安物工具よりこのあたり使ったほうが作業ストレスかなり減ります。
ボルトを舐めるリスクも減るので、長く使うならしっかりした工具がおすすめです。
ネットで探したんですけど現時点(2026年)で廃版になっているかも?
工具古い。。。
今なら下記のツールセットが良いかも。
組立前に意外と重要なのがウエス。
駆動系の汚れ落としや余分なグリスの拭き取りで、想像以上に大量に使います。
布ウエスは、着なくなったTシャツなどを裁ちバサミでカットして使用。
これが一番コスパ良いです。
ペーパーウエスは手軽ですが、安物だと紙がボロボロになって、カスが大量に付着するものもあるので注意。
そこで、私が愛用してるのは、日本製紙クレシア SCOTT Shop Towels。
丈夫で破れにくく、油汚れの吸着もかなり優秀です。
少し値段は高めですが、作業効率は確実に上がります。
3.組み立て工程
3-1.クランクの清掃と取り付け
それでは、クランクの取り付けにかかります。
まずはクランクとチェーンリング。
かなり汚れているので、先に清掃から行います。
チェーンリングに付着した泥と油が固まったような汚れは、マイナスドライバーで軽く削り落としていきます。
※力を入れすぎると歯や表面を傷付けるので注意


ある程度汚れが落ちたら、パーツクリーナーを使って全体を洗浄。
少しはきれいになったかな。

クランク本体は、Finish Line のケミカルで軽く磨いておきました。
傷は隠せないけど、ツヤも出て、良い感じ!
清掃が終わったら取り付けです。
右クランクをボトムブラケットに当たるまで、確実に奥まで挿入します。

左クランクが入るところに薄くグリスを塗ります。
防錆と固着防止になります。

左クランクを挿入する際は、外れ止めプレートを起こしておかないと入らないので注意!
意外とここで詰まります。


左クランクが入ったら、専用工具を使用してキャップを取り付けます。
キャップのネジ部にも薄くグリスを塗っておきます。


最後に左クランクの固定ボルトを規定トルク(12~14N・m)で本締め。

2本のボルトは一度に締付けることなく、交互に締付けましょう!
片締めするとクランクが歪む原因になるので注意です。
古い工具なので、同じものがAmazonにない…
現行のトルクレンチを紹介しておきます。
MTB整備なら5〜60N・mあたりが使いやすいですが、
私はバイク整備にも使うのでこのあたりのモデルにしています。
※今回使用したグリス・工具は記事後半でまとめて紹介しています
3-2.ハンドルバーの取り付け
次はハンドルバーを仮固定していきます。
ハンドルは、会社の先輩から譲ってもらったグラファイトデザイン製カーボンハンドルに換装。
相当古いものなのか、ネットで情報出てきませんが、きっと良いものだろう…と思ってます!
650mmでカットされていました。


初めてのカーボンハンドル…軽いし見た目も良い。正直かなりカッコいいです。
まずはステムにハンドルをセットし、ボルトを軽く締めて仮固定。

この段階では本締めせず、角度やセンター出しを後で調整できるよう軽めに固定しておきます。
カーボンハンドルの場合、締めすぎは破損の原因になるため注意。
最大トルク4〜6N・m推奨!
カーボンパーツはトルク管理が重要なので、トルクレンチは必須です。
最終的には規定トルクで慎重に締め付けます。
3-3.リアディレイラーの清掃と取り付け
次はリアディレイラーです。
まずはアーム部分を分解して、ガイドプーリーとテンションプーリーを外します。


次にガイドプーリーとテンションプーリーの汚れを落としておきます。
チェーンリング同様、泥と油が固まった汚れは、マイナスドライバーで軽く削り落とし、その後パーツクリーナーで洗浄。


細かい部分まできれいにしておきます。
さすが高級コンポーネント。
プーリー内部はブッシュではなくベアリング仕様。
(安価なモデルだと鉄のカラーが入っているだけのものも多いです)
清掃後、ベアリング部分に薄くグリスを塗布。

使用したのはSHIMANO プレミアムグリス。
回転も滑らかになります。
ガイドプーリーとテンションプーリーを取り付けます。
ガイドプーリーが上側でテンションプーリーが下側です。
よく見ると回転方向書いてあるので間違えないように注意!
(老眼にはきつい…)


チェーンラインを覚えておくと、取り付けミスを防げます。

清掃も完了したので、取り付けです。
まずフレーム側にディレイラーハンガーを取り付けます。

次にリアディレイラー本体をディレイラーハンガーへ固定。

ここでの注意点。
ディレイラーハンガーとリアディレイラー本体の間に下記赤丸位置に隙間ができないよう、しっかり奥まで取り付けます。
中途半端な位置だと変速不良やトラブルの原因になります。
確実に密着させて固定しましょう。

4.今回の使用工具・パーツ
最後に、実際の作業で使用した工具類をまとめました。
5.まとめ
今回は駆動系パーツを取り付けしました。
駆動系パーツは想像以上に汚れが溜まっていましたが、清掃とグリスアップを丁寧に行うことで、見た目も動きもかなりリフレッシュできたと思います。
クランク取り付けでは、シャフト部のグリス塗布やボルトの交互締めなど基本的なポイントを確実に押さえることが重要。
ハンドル周りは仮固定で位置出しを行い、カーボンパーツということもあり最終的なトルク管理は慎重に行う予定です。
リアディレイラーは清掃後、プーリーの回転もスムーズになり、SHIMANOコンポーネントの精度の高さを改めて実感しました。
まだワイヤー類やブレーキ調整など作業は残っていますが、少しずつ自転車らしい形になってきました。
次回はいよいよ足回りへ。
ハブのメンテナンスやタイヤ・ホイールの組付けを進めていきます。
完成に向けて、引き続き丁寧に仕上げていこうと思います。
お楽しみに!
ここまでお読みいただき、
ありがとうございました。
Terima kasih!

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