TREK X-CALIBER 5
【組立編③】

【MTB】TREK X-CALIBER 5

1.はじめに(作業の目的と全体像)

こんにちは、NOBです!

前回、BB・ヘッドパーツまで組み付けたTREK X-CALIBER 5

今回はいよいよ足回り。
走りの軽さや安全性に直結する、重要な工程です。

今回行う作業はこちら。

・ハブのグリスアップ(中級者向け)
・タイヤ組み換え
・クイックリリースの清掃、基本メンテ
・ホイールの取り付け
・使用工具紹介(工具気になる人多いですよね)

足回りは、自転車の乗り味を大きく左右する部分。
ここを怠ると回転性能の低下だけでなく、最悪トラブルや事故にもつながります。

だからこそ、焦らず丁寧に。

実際の作業ベースで組立手順を解説していきます。

今回使用したグリスや工具は記事後半でまとめて紹介します。

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2.組立に必要な工具・ケミカル

  • グリス(超重要)
  • カセットリムーバー
  • スプロケット戻し工具
  • ハブコーンレンチ
  • 六角レンチ
  • タイヤレバー
  • 空気入れ
  • パーツクリーナー
  • ウエス

私が使っているのは、KTC やSHIMANO PRO系が中心。

正直、安物工具よりこのあたり使ったほうが作業ストレスかなり減ります。

ボルトを舐めるリスクも減るので、長く使うならしっかりした工具がおすすめです。

ネットで探したんですけど現時点(2026年)で廃版になっているかも?
工具古いです。。。
今なら下記のツールセットが良いかも。

KTC 京都機械工具 9.5sq. [56点組]自動車整備 持ち運び工具セット

3.組み立て工程

3-1.ハブのグリスアップ(中級者向け)

①.ハブの分解

前後輪とも、クイックリリースとブレーキローターを外しておきます。
ブレーキローターはセンターロックなので、カセットリムーバーで外します。

後輪のスプロケットを外します。
カセットリムーバーと、スプロケット戻し工具を使用します。
いつもスプロケ戻し工具の掛け方に悩みます…
スプロケ戻し工具で回転を止めて、カセットリムーバーで緩めます。

ハブ軸のナット(ロックナット)をハブコーンスパナと六角レンチで外して、玉押し(コーン)を外し、ハブ軸を抜きます。

後輪のフリー部のみ、六角で緩めてハブ軸を抜きます。

私は、TONEのレンチと、シマノPROの薄型レンチを使用しています。
シマノPROの薄型はセットに入っていたものですが、繰り返し使用するのに少し強度が物足りなかったので、TONEのツールを買い足しました。

②.ハブの組み立て

ベアリングシールをマイナスドライバーで外し、ベアリングを取り出して、パーツクリーナーで洗います。
XT-M8000シリーズのハブは、スプロケのフリー部分以外はリテーナーベアリングが使われていました。
ボール紛失のリスクが減りますね。

スプロケのフリー部分はボールのみなので、紛失に気を付けて取り出して洗浄。

ベアリング、カップに損傷は見られなかったので、再利用します。

  • ベアリング玉は小さくて無くしやすいので注意。
  • ベアリングは最初の数を覚えておきましょう。
  • ベアリングの状態を確認。ボールに欠け、サビがあれば交換。
  • カップ側に傷がある場合は要修理またはハブ交換。

ハブ内部を清掃し、ハブのカップ部分にグリスをタップリ塗ります。
リテーナーベアリングはそのまま戻し、ボールのところは、ベアリング玉をグリスに埋めるように均等に配置。

ハブ軸を挿入して、玉当たり調整しつつ、ロックナットで固定します。

【玉当たり調整】
ハブカップ部分とベアリング玉の当たりの調整。この調整で、タイヤの転がりが改善され、ハブのガタつきやゴロつきを防ぎます。下の写真のナットの締め具合で調整します。

ロックナットを締めた後に再度ガタを確認しハブのグリスアップは完了です。

③.玉当たり調整のコツ

  • 軽く回るけれどガタつきがない状態が理想。
  • 玉当たりは 「締めすぎると重い・緩いとガタが出る」 ので少し難しいです。
  • 繰り返し、ちょうどいい加減を見つけてください。
  • ホイールを車体に取り付けた状態での最終チェックが重要です。
  • クイックリリースで締め込むと若干締まるため、単体調整時はほんのわずかに緩め気味に設定します。

3-2.タイヤの組み換え

①.タイヤの取り外し

タイヤの空気を完全に抜きます。
この車両は、フランス式バルブなので、キャップを外して、バルブネジを緩めてバルブを押し込めば空気が抜けます。

タイヤレバーでホイールからビードを外します。
片側のビード(タイヤの縁)を外してから、チューブを引き出します。
クリンチャー(チューブ仕様)のタイヤなら、タイヤレバーもいらないくらいなのですが、今付いているのが、チューブレス仕様なので、ビードが固い。

タイヤを完全に外します。
ホイールはチューブレス仕様のため、 リムテープを貼っていません。

②.タイヤの取り付け

タイヤを取り付ける前にホイールをFINISH LINE ショールームポリッシュ&プロテクタントで磨いています。

タイヤの話

今回、タイヤを変えます。

『マウンテンバイクにはぶっといブロックタイヤだろ』と思い、KENDAの29X2.6タイヤを履かしていましたが、これが重い! ※約1kg

私の自転車は、基本通勤使用です。通勤が苦痛でしかありませんでした。

ただ、ある程度の太さは欲しい。私、見た目で自転車乗っているので。

『だったらそのままでもいいじゃん!』と言った突っ込みはさておき、ある程度太くて軽かった、IRC タイヤ ジオ クロウ ライト チューブレスレディ29×2.4を購入しました!

ちなみに、今のタイヤはチューブレス対応、今度のタイヤはチューブレスレディ、ホイールはXTでチューブレス対応…だけど私は、チューブを使用しています。
なぜなら、チューブのほうが、パンクしたとき直しやすくないですか?

さて、どんな乗り味になるのか、今から楽しみです!

タイヤを片側だけリムにはめます。
タイヤとホイールのロゴを合わせるのはこだわり!

  • 回転方向のあるタイヤは向きに注意します。
    何回も逆付けしました…

チューブのバルブ部分をホイールにセットしてから、チューブを軽く膨らませてタイヤの中に入れます。

  • 少し空気を入れるとねじれを防ぎやすい
  • バルブをリム穴にしっかり通す

残りのビードをリムにはめます。
手で入らない部分だけタイヤレバー使用します。

新しいタイヤはビードが固いので慌てずに。
レバーの使いすぎはチューブ破損の原因になるので注意。

ビードが均等にはまっているか、チューブが挟まってないか
タイヤ全体をチェックします。

空気を規定値まで入れます。
規定空気圧は、タイヤに記載されているので確認してください。
今回は40psi入れました。
空気を入れたら、回転させながら落として、しっかりビードを上げましょう。

使用している空気入れ。
英、米、仏式バルブに対応していて、ゲージもついているので使いやすいです。
価格もお手頃!

③ブレーキローターの取り付け

ブレーキローターを、カセットリムーバーで取り付けます。
締め付けトルク(40 – 50 N·m)

④スプロケットの取り付け

スプロケを、フリー部にセットして、カセットリムーバーで取り付けます。
毎度、スプロケとフリー部の溝が合わなくて苦労します。
締め付けトルク(40 – 50 N·m)

3-3.クイックリリースの清掃、基本メンテ

①.クイックリリース清掃、メンテナンス

レバー軸やスプリングに付着した汚れをウエスで拭く。
必要ならパーツクリーナーで洗浄。
乾燥させたら、QR軸に薄くグリスを塗布します。

  • スプリングは左右非対称で、細い方が内側になるよう注意。
  • 薄く潤滑する程度でOK。ベタベタにしない。

②.クイックリリースの点検

QR本体も定期的にチェックしましょう。

Ⅰ.チェック項目
  • レバーの開閉が固すぎ・柔らかすぎないか
  • 曲がりや破損がないか
  • スプリングが変形していないか
  • ナットのねじ山が潰れていないか
Ⅱ.異常があれば

部品交換を推奨。
価格が安く安全性に関わる部分なので、無理に使い続けないようにしてください。
私も走行中にクイックリリースレバーが開きかけたことがありました。恐怖です!
本当にヒヤッとしました。足回りは命に直結します。

3-4.ホイールの取り付け

フレームにホイールを取り付けます。
事前にクイックリリースをタイヤに取り付けておきます。

フレームに何もついていないので、楽ですね。
クイックリリースレバーを締めて、最後に回転と取り付けのズレを確認します。

クイックリリースレバーの閉まる硬さは、
手のひらを当てて軽く食い込む程度が適正な固さです。 
きつすぎず、ゆるすぎず!

4.今回の使用工具・パーツ

最後に、実際の作業で使用した工具類をまとめました。

KTC 京都機械工具 9.5sq. [56点組]自動車整備 持ち運び工具セット
アストロプロダクツ ブレーキ&パーツクリーナー 840mL

5.まとめ

足回りの組み立てが完了しました。

ハブのグリスアップ、玉当たり調整、タイヤ組み換え、クイックリリースの点検。
一つ一つは地味な作業ですが、どれも走りの軽さと安全性に直結する重要な工程です。

特にハブの回転は、整備前とは別物。
手で回しただけでも分かるスムーズさに、思わずニヤッとしました。

足回りが整うと、いよいよ「自転車らしさ」が戻ってきますね。

焦らず丁寧に仕上げることで、トラブルの予防にもつながります。
安全に長く乗るためにも、この工程は手を抜かずにいきたいところです。

次回は、駆動系の取り付けへ進みます。
いよいよ完成が近づいてきました。
お楽しみに!

ここまでお読みいただき、
ありがとうございました。
Terima kasih!

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